mint

フレッツ接続でのセキュリティー対策について

 ダイヤルアップ接続の時には通信コストが気にかかってひんぱんに切断していた方も、フレッツでは定額料金なので、つなぎっぱなしにしがちです。しかし、つなぎっぱなしの環境で放置するのは、クラッカーの攻撃を待っているのと同じです。大切なコンピュータ内のデータを保護するために、下記のことに注意してください。


セキュリティーを怠るとこんなことに

  • 個人情報を盗み見されたり、ファイルが壊されたりします!
  • PCを勝手に操作されます!
  • 他人のコンピュータを攻撃する拠点として利用されてしまいます!
  • ウイルスに感染して、知人や取引先、顧客などに迷惑をかけることになってしまいます!

  1. 接続はまめに切りましょう!

     フレッツでインターネットに接続すると、ユーザーは1つのIPアドレスを長時間使用することが多くなります。接続するたびに異なるIPアドレスが与えられるダイヤルアップ接続に比べて、同じIPアドレスで長時間インターネットに接続していれば、不正侵入される危険性が高くなります。外部からのアクセスを不可能にさせるプライベートアドレスを割り当ててくれるルータータイプのモデムを使い、ルーター機能をオンにしておくという手もありますが、マシンを立ち上げたままにしないということが基本です。めんどうでも、こまめに回線を切断するようにしてください。

  2. ファイルやプリンターの共有に注意しましょう!

     複数台のウィンドウズマシンを使っている人のなかにはファイルやプリンターの共有設定をしている人も多いと思いますが、これがクラッカーにとって狙いやすい穴になってしまうことがあります。共有設定のドライブについて、自動的にマウントできるドライブを検索するツールもあるからです。

     ドライブ全体を共有するような設定は避けて、必要なフォルダーだけを共有するようにしましょう。少なくともフルアクセスの共有はやめて、パスワードによる共有を行うようにしてください。また、共有名の後ろに$を付ければ「隠し共有」になり、ネットワーク上からの参照を少しは防げますが、ベストは、必要のない共有はしないことです。

     Mac OSでも「ウェブ共有」などの機能拡張を使っていると、共有ファイルを盗み見られる可能性があります。

  3. 不要なパケットの出入りを見逃さないで!

     不要なポートを開けておくと、セキュリティーホールを利用して不正な侵入を受けることがあります。不要なサービスやインターネット接続機能をすべて停止し、パケットが無防備に出ていくのを少しでも防ぎましょう。不正侵入時に使われやすいパケットを監視するツールを使うのも1つの手です。ルーター機能のないブリッジタイプのモデムを使っているユーザーは自分のパソコンで自己防衛しましょう。

  4. ウイルスにはこれまで以上に警戒して!

     フレッツで接続する場合、大量のダウンロードや大きなサイズのメールをやりとりすることも多くなるかもしれませんが、信頼できるサイト以外からダウンロードしたものや知らない人からのメールに添付されたファイルは安易に開かないでください。最近のウイルスは、アドレス帳に登録されたすべてのアドレスに大量のウイルスメールを再送信するような二次感染型が多くなっています。被害者になるだけでなく、加害者となり、知人や取引先、顧客などに迷惑をかけることになってしまいます。ウイルス対策ソフトを使うなど、警戒を怠らないようにしましょう。

インターネット接続サービス安全・安心マーク